2010年から、日本語能力試験が変わります。
2009年12月6日(日)に、日本語能力試験が実施されました。今年は、ハノイ市、ホーチミン市に加え、初めてダナン市でも実施されました。2008年はベトナム全体で16,200人からの応募がありましたが、2009年は1,600人増え、約17,800人からの応募がありました。結果は、2010年3月上旬に発表されます。
2010年から、これまでの日本語能力試験を改定し、新しい「日本語能力試験」を実施します。
①1984年に開始した時の受験者数は全世界で7,000人ほどでしたが、2008年の受験者数は約56万人にのぼり、世界最大規模の日本語の試験となったこと、
②日本語能力試験の受験者は、大学で日本語を学ぶ学生に加えて、社会人、日本で生活する人、日本語を学んでいる高校生や、中学生など多岐にわたるようになり、日本語学習の目的や受験の動機も多様になったこと、
③さらには、試験開始から20年以上の間に、応用言語学、日本語教育学、テスト理論の発展があり、試験結果のデータも十分に蓄積されたことが今回の改定の主な理由です。
今回の改定のポイントは次の四つです。
① 課題遂行のための言語コミュニケーション能力を測ります。
新試験では、日本語に関する知識とともに実際に運用できる日本語能力を重視します。そのため、文字・語彙・文法といった言語知識と、その言語知識を利用してコミュニケーション上の課題を遂行する能力を測ります。
② レベルを4段階から5段階に増やします。
新試験では、レベルを現行試験の4段階(1級、2級、3級、4級)から5段階(N1、N2、N3、N4、N5)に増やします。大きく変わる点は、現行試験の2級と3級の間にN3というレベルを新しく設けることです。
※「N1」は「Nihongo(日本語)」、「New(新しい)」を表します。
③「得点等化」を行います
新試験では、「等化」という方法によって、異なる時期に実施された試験の得点を相互に比較可能な共通の尺度上で表します。その結果、同じレベルの試験であれば、いつの試験を受けても得点を比べることができます。「等化」は、世界の主な言語試験で広く採用されています。
④「日本語能力試験Can-doリスト」(仮称)を提供します
新試験では、各レベルの合格者が日本語が使用して実際にどのようなことができると考えているかを調査した「日本語能力試験Can-doリスト」(仮称)を提供します。このリストには、合格者が日本語を使って実際にできそうだと考えていることの例が記述してあります。このような言語行動の例を手がかりに、合格者本人やまわりの人々が、試験の結果をより具体的に理解できるようになることを目指します。
詳しい情報については、日本語能力試験公式サイトの「お知らせ:『新しい「日本語能力試験」ガイドブック』、同ガイドブック『概要版』及び『問題例集』の掲載について」をご覧ください。http://www.jlpt.jp/j/about/new-jlpt.html
その他、新しい「日本語能力試験」に関するご意見・ご質問等は、jlptinfo@jpf.go.jpまでご連絡ください。
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